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点過去(完了過去、不定過去)
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線過去(不完了過去)
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イメージ |
事実の言及:事実だけを淡々と…
「朝起きた。顔を洗って、歯を磨いた。そして朝食を取り、8時に家を出た」など、過去に起きた出来事を単純に羅列する。
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状態の描写:事柄じっくり、細やかに…
「朝起きたら、雪が降っていた。白い花びらのような雪が、ひらひらと風に舞い、ゆっくりと地面に落ちて行った」などのように事柄を描写する。
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時間の概念 |
絶対時制
語られる事柄の時制が、「絶対的な過去の時点」として導入される。
区切られた時間
時間の区切りが明確で、心理的に「完了している」時間。
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相対時制
想定された時間に対する相対的な線として説明される。
区切りのない時間
時間の区切りがあいまいで、心理的に「完了していない、継続している」時間。
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話者の視点 |
現在
話し手は、「現在」から「過去」の出来事を単なる事実として「客観的」に述べる。
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過去
話し手は、心理的に「過去」のその時に戻り、その出来事の「状態」について「主観的」に描写。
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特徴・役割 |
絶対的な過去の時点を導入する
継続しない事柄として語る
完了した事柄として語る
ニュースの過去
リアルの過去
次の出来事を提起
直裁さと明確さ
文章に軽快さとリズム感
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相対的な過去の出来事を説明する
継続した習慣的な事柄として語る
完了していない事柄として語る
物語の過去
バーチャルの過去
展開をいったん停止
婉曲とあいまいさ
文章に重厚感
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例文 |
Hice un viaje por España.
(私はスペインを旅行した。)
Aquí hubo un accidente de tráfico.
(ここで交通事故があった。)
Mi abuelo murió hace diez años.
(私の祖父は10年前に亡くなった。)
De repente, empezó a llover.
(突然、雨が降り始めた。)
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Carmen era muy guapa, tenía el pelo largo y los ojos verdes.
(カルメンはとても美しく、長い髪と緑の目をしていた。)
Iba mucho a la playa cuando era pequeño.
(小さいころよく海岸にいったものだ。)
Frequentemente después de la cena visitaba a mis amigos.
(夕食後、よく友人のところに遊びに行った。)
Cuando me estaba duchando, sonó el teléfono.
(シャワーを浴びているときに、電話が鳴った。)
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