ある日のこと、引っ越してきたばかりのオーストラリア人が、「畳が臭くて耐えられない!何かおかしいんじゃないか?」と言うのです。それを聞いてすぐに、新しい畳の臭いのことだなとピンと来ました(日本人にとっては良い臭いなのです)。日本では、新しく入居して来た人のために、大家さんが畳を新調してくれますので、畳の臭いがするということは、新しい畳だという証拠なのです。
「なぜこんなに臭いの?」と彼は聞きます。
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毎年7月7日が近づくと、神社やお寺、地元の商店街、幼稚園、個人の家のドアや窓に飾られているもの――それは紙の飾りをたくさんつけた笹の木。これは『七夕飾り』と言って、7月7日の七夕祭りに飾るものなのです。
でも、なぜ笹の木と紙の飾りなのでしょうか?
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年の暮れやお正月に道を歩いていると、お寺や神社、大きな家の門のところに鋭い切り口をした竹の筒でできたものが置かれているのを目にするかもしれません。よく見ると、竹の筒といっしょに松や赤い実をつけた南天の木、そしてピンク色のキャベツまで飾られているのがわかります。これ一体何?何のために置いてあるのでしょうか?「幸運を呼び寄せるため?」とか「悪霊を払いのけるため?」と思った人はなかなか目のつけ所がいいですね。
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