「通弁」クリエイティブ・ライティングコラム
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 ChatGPTで書いたのがまるわかり? >> ChatGPTあるある表現について

 ChatGPTでやったでしょ?

一見、最初から自分が書いたような英文に見えるのですが、よくみると、あるあるChatGPTならではのクセの数々。ここでは、そういったChatGPTでやったことがバレてしまう特徴についてあげてみたいと思います。

以下、ChatGPTで生成したことがわかる特徴をまとめたいくつかの英語のサイトを参考に、自分自身の体験もまじえてまとめています。ただし、AIも日進月歩ですので、これは、2025年11月現在のものとご理解ください。

 ChatGPTは「ダッシュ」(—)が好き

英語では、em-dash と言いますが、複数の人が指摘している「クセ」です。

私も、他のページでも書きましたが、ChatGPTで生成した原稿をチェックしたことがあります。そのときの第一印象が、「やたらダッシュが多いな」と思いましたが、そう思ったのは私だけではなかったわけです。まあ、ダッシュが悪いのかというと、私もダッシュは使いますし、英語圏のライターも使います。ただ、ChatGPTの場合、「頻度が高い」わけです。ダッシュはもともと、話をドラマチックに盛り上げるときなどに使いますが、ChatGPTときたらやはり少し「テンション高め」なので、「そこ、ダッシュじゃなくてもいいでしょ?」、「そこはコンマでもいい」というところまで「ダッシュ!」しているので、1つの段落に2つも3つも登場します。ダッシュは「ここぞ!」というときにだけ使うようにしたいものです。

 divedelve も好き

ダッシュだけではなく、dive という単語も好きで、すぐに Let's dive in!(「詳しくみてみましょう」の意味)と言います。バリエーションとして take a dive into というのもありますが、「そんなに飛び込まなくても」と言いたくなりますね。同じく、delve という言葉も好きで、delve into などもよく使います。

その他、1つずつ取り上げているとキリがないので、まとめて表にしてみましょう(あくまでも一例です)。

もちろん、こういった単語は人間も使うので、絶対に使わないほうがいいというのではなく、あくまでも、ChatGPTが好んで使う表現という意味でとらえてください。カッコ内に代案を入れていますが、これも一例ですので、辞書で同義語を調べるといいでしょう。

dive (dive in; take a dive into) 詳しく見る(代案:take a close look at; examine
delve (into) 調べる、掘り下げる(代案:investigate, research
convey 伝える(代案:share, communicate
crucial 重要な(代案:vital, essential
foster 育てる、促進する。(代案:build, develop
game changer 突破口、転換(代案:breakthrough, turning point
intricate 複雑な(代案:complicated
it's important to note (remember) 重要なことを伝える場合の表現
shed light 光を当てる、明らかにする(代案:clarify, reveal
tapestry, mosaic 豊富な様子、さまざまに入り組んでいる様子(代案:complex, interconnected
multifaceted 多面的な(代案:many-sided, varied
navigate 誘導する、導く(代案:guide, steer
nuance 微妙な違い(代案:subtle difference
testament 証拠(代案:proof, evidence
underscore 強調する(代案:highlight, emphasize
unleash 解き放つ(代案:release, set free
unlock 発見する(代案:discover, release

他にもたくさんあるのですがキリがないので割愛しています。というのも、実は、ChatGPTやAIが学習材料にしたのが、他のページでも述べていますが、企業発信やマーケティング業界のコンテンツなので、当サイトのターゲットとなる業界とほぼかぶっています。

「あれもこれもAIが好んで使う」という前提にされると、この業界では使える表現がなくなります。そこまで気にかける必要はないでしょう。せめて、上にあげた単語(表現)は使うとしても回数は最小限におさえるなどの工夫をすればいいと思います。

 すぐ「箇条書き」になります

これは、ChatGPTに何か質問をしたことのある人は思い当たるフシがあると思います。

たとえば、「よい人と悪い人はどう見分けたらいいですか?」という質問をしたとしましょう。すると、ChatGPTらしく上から目線で「とても深い質問ですね」などという短いイントロが入り、その後で「よい人・悪い人を見分けるための7つの観点」などというタイトルのついた箇条書きモードになだれ込みます。

これも、マーケティング業界のスタイルですが、こうするといかにも「整理されている感」がありますし、いかにも「深く考えているような」印象ですよね。

ちなみに、Grammarlyでも、チェックしている段落中に文章で、たとえば、「1)約束をまもらない人、2)見返りを求める人、3)陰口を言う人」など、いくつか項目が続いたりすると、「こうしたほうがわかりやすいですよ!」と前置きして「箇条書き」を提案してきます。もちろん、そこまでする必要はないので「却下」ですが…。

 妙にテンション高め

マーケティング業界や企業のメッセージから学んでいるのでしかたないとも言えます。

「たいした特長もない商品なんですが、とりあえず作ったので売らないといけません」とか、「どこにでもある小さな企業なんですが、なんとか頑張ってるのでよろしくお願いします」という本音ではなく、「徹底してムダを省いたシンプルな商品です」とか「家族のようなこじんまりした居心地のいい会社です」というふうにポジティブに転換して語る業界なので、そのDNAを受け継いでいるとも言えるでしょう。

しかし、昨今のようにフェイクが横行する時代になると、むしろ正直に本当のことを言ったほうが好感を持たれるかもしれません(笑)。

以上、「それ、ChatGPT?」と言いたくなる特徴をいくつかまとめてみました。

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